スパのエクスタシー

 
スパトリートメントの楽しみはメニューを見ているときから始まります。
それぞれのコンセプトやトリートメントの個性を読み取りながら、想像を膨らませているときも大好きな時間です。
 
私の場合、ピンとくるキーワードに出会うと、一気に引き込まれていきます。
その体験が約束されることに、今、もう既に嬉しくて仕方がないのです。
 
ああ、待ち遠しい、、、

トリートメントの目的は、症状の回復や効果を実感することもありますが、専門家に任せる安心感を味わうことも、ひとつの楽しみです。
 
特にラグジュアリーなホテルスパのように、豪華な施設や安定したホスピタリティ、質の高いプロダクトを使ったトリートメントは、おのずと信頼感を与えてくれます。
 
セラピストの立場から言わせていただくと、信頼していただくことが何よりも施術の助けになり、お客さまの満足に繋がります。
条件を兼ね備えたラグジュアリーなホテルスパは、セラピストとしても憧れる環境なのです。
 
 
 
ところで、
私たちが完全に受け身になれる時間は、日常でほとんどありません。
仕事中はもちろん人間関係でも、いつも選択の連続です。
自分がした選択に責任を感じる場面もあります。
ときには、「そんなつもりじゃないのに~」という展開になることも。
さらに受け身ではいられない!と私たちは強く意識するのです。
 
 
いっぽう、
トリートメント中の私たちは、ベッドに寝ているだけです。
プロに任せておけば、美と健康が手に入るという夢のような時間です。
 
ベッドに横になったら、コントロールできることはもう何もありません。
スパは日常にはない、完全な受け身をゆるされる場所。
セラピストが導く感覚にただ身を委ねる。
 
私たちは降参したときの安心感を実は求めているのです。
 
あーきもちぃーーー
そこ凝ってるなーー
眠くなってきたーーー
 
ここはプレッシャーとは無縁の世界。
どうぞそのままおやすみください。

こころとカラダが喜ぶグアムの情報をお届けいたします。